こんにちは。
最近、風邪やインフル、コロナに罹る方が増えているようですね。
皆様もどうかご自愛ください。
今日もまた、移行先no+eで書いているもののご紹介です。
移行の件についてはこちらをご参照ください。
クリエイター的遊び心
no+eアカウント『荒野のポロローグ』では、『乗り継ぎ旅』を主題として、現実と虚構が入り混じる創作紀行文を書いています。
特に身近な公共交通として、鉄道関連の記事が多くなるだろうという見込みです。
そこでアカウントとしての面白さはもちろん、私自身が旅をする中で出会えたら面白いだろうな、というものを表現する「架空の自主企画」的マガジンを作ってみました。
こちらがそのマガジン『空想商品開発|鉄道チップス』です。
この中にまとめた記事は、単に電車や駅、駅弁など鉄道関連の話題ですが、商品開発のヒントとしての「Tips」と手軽につまめるというニュアンスの「お菓子のチップス」を掛けています。
駄洒落と言葉遊びが好きなもので。
鉄道チップスのコンセプト
こちらのマガジン、もとい空想商品である『鉄道チップス』のコンセプトは以下の通りです。
【鉄道チップス】
主要駅では見ることのない、知る人ぞ知る幻のシリーズ
『ご当地フレーバー × 駅 × 〇〇チップス』数量限定の上、販売日時がランダムで、各駅停車の列車で降り立つことのできる駅構内でしか販売されていないため、鉄道の利用者と見送り入構した者のみが手に入れることができる。
人々は今日もまた、手に入るかどうか分からない『鉄道チップス』に想いを馳せながら列車に揺られ、流れゆく景色を映す車窓の一部になる。
✴︎『鉄道チップス』の売上および回収されたパッケージ資材により得た収益は、駅の待合室やトイレなど、駅周辺も含めた環境整備に使用される
✴︎『鉄道チップス』をはじめとしたプラスチック×アルミコートの包装パッケージ(ポテトチップスや)は、綺麗に洗って駅の回収ポストに投函しよう!
などと夢想しながら、デザイン・ご当地ネタ・風物など、鉄道にまつわるエッセンスをあれこれと蒐集するマガジンです。
宜しければ、是非一度マガジンのTopページでラインナップを眺めてみてください。
今日も最後に本紹介でもしておこう
この本紹介は、記事のおまけ部分として書いてみます。
鉄道関連なら断然これ。
横浜駅SF
WEB小説執筆・投稿サイトの『カクヨム』で年1回行われるコンテストの第一回で栄えある大賞に輝き、書籍化された作品です。
コミックス版もあります。
タイトルが『横浜駅SF』って、ストレートすぎて異質ですよね。
奇抜さで興味を引くものかと思っても、それは大い覆されます。
文章はどちらかというと硬質な感じなのに、其処此処にウィットが埋め込まれていて、なんというか、ニヤニヤしながら読んでしまうタイプのお話です。
誰何(Suica)、イコカー、18きっぷ、キセル同盟、北の工作員・・・
旧国鉄JRの経営が実は地域ごとに分断されていて、そもそも別の会社であるという土台が、物語の背景設定に見事に埋め込まれており、駅員さんや自動改札、電光掲示板などもデフォルメされ、物凄く身近な題材を巧みに編み上げて、見事に異質な世界が構築されています。
さらに拡張版として出版された『横浜駅SF全国版』も併せて読むと、時間的倒錯にも驚かされます。
この作品を読み込んで面白くなかったと感じる方は果たして居るのだろうか、と個人的には思ってしまいます。
それでは、また。