Kuzuzanpo la !
ブータンへ行ってきたCometです
ブータンを訪れたのは2016年。その時の記録を記事にします!
ブータンでのあいさつ
異国の地を踏んだ時は現地の言葉を話してみたい。
それならコミュニケーションの始まりであるあいさつから。
ブータンの公用語はゾンカ語(カは語を意味するのでホントはゾン語)
冒頭の Kuzuzanpo la ! はゾンカ語のあいさつです。
おはよう、こんにちは、こんばんは
なんでも Kuzuzanpo la ! (クズザンポー ラ)
因みに語尾の la は丁寧な表現に使います。
ブータンの国営航空会社
ブータンの国旗を掲げた機体を見た時はなんだかテンション上がりました。
ブータンの国営航空会社Druk Air(ロイヤルブータン航空)です。
アジア間でいくつか就航路線があり、タイのスワンナプーム空港で乗り換えました。日本からの直行便はありません。
色んな航空会社のフライトを楽しみにしています。
上質な空の旅も憧れはしますが、今は色んなものを味わってみたい。
飛行機のお楽しみポイントは
- 機体のデザイン
- 機内食
- CAさんの制服
- 座席空間やシートの質
- トイレの状態
とぱっと思いつくだけでも色々あります。
良し悪しよりもこういうのもあるんだ!という発見の面白さを楽しんでいます。
因みに往路の軽食はこんな感じでした。
途中インドのコルカタへ立ち寄る間に食事が出てきたばかりだったので、非常食?としてカバンに詰め込んでおきました。
急降下する機体
機内食はツナとマッシュルームのパスタがメイン。食後のコーヒーを…というところですごい揺れ。飲み物は今にもこぼれそうな勢いでトレー回収中のCAさん達も慌てて退散。
わー落ちてくなぁという感覚がはっきりとわかりました。そりゃもう遊園地の急流すべりなんてメじゃないくらいのリアル急降下。インドの北側には気高きヒマラヤ山脈がそびえ立つわけだから六甲下ろし的な突風が吹いてたんでしょうか。ちょっと距離がある感じもしますが…
トレーはコルカタへの着陸態勢の前にすごい勢いで回収されていきました。
この時酔うことはなかったけれど、持参した酔い止めはお守りの様に思えました。
おちゃめなCAさん
コルカタでの降機はなく乗降者を待つだけ。30分ほどの休憩です。
バンコクからブータンのパロまで3時間と少しですが、さっきの揺れのこともあるので是非トイレへ!と皆考えることは同じで仲良く列に。
それにしても2つあるうちの1つは一向に空かない。やっぱりさっきの揺れで気分悪くなった人いたんだなと心配していたら、CAさんが「あら?あなた達みんなトイレ待ち?」といった感じで現れる。現国王王妃さまのようなキリッとした顔立ちの美人です。みんなしてウンウンと反応すると、あーゴメンゴメンとドアを開けにかかる。どうやらさっき回収したゴミの袋の置き場所にしていた様子。
しかし2つのうちどちらの個室に入れたかを忘れてしまったようで、コントかと思う勢いで人が入っている方の鍵を開けようとする。わー待って待ってと並んでいるメンバーで止めに入る。こういうドタバタ劇はたまらないですね。
当のCAさんはさっ空けたよ〜どうぞ〜とにっこり。…かわいいな。
※CAさんの描写は楽しかった私の脚色が入っているかも知れません(笑)ちゃんとお仕事されてましたよ。
ブータンの玄関
いよいよ眼下にブータンが見えてきました。
景色を撮っているように見えるかも知れませんが、実はこの羽根の板の動きが好きで見ていたりします。
外国人旅行者のブータンへの入り口は空路ならパロ空港、陸路ならインドとの国境にあるようです。パロ空港は世界で一番着陸が難しく、ここで着陸できるなら世界のどの空港でも着陸できると言われているそう。
- 山に囲まれている
- 狭い
- 滑走路は1つ
コルカタを飛び立って以降は快適な空の旅でした。いよいよ着陸態勢に入ります。高度が下がっていく感覚。ぐんぐん滑走路へ向かって滑り込みます。そして着陸…!せずにもう一度飛び上がりました。
!!?成功するまでトライするってことですね!
高度を上げて旋回。
もう一度この景色をお楽しみください。羽根がイイ仕事します。
距離・角度・速度・風、他にもあるでしょうがとにかく色んな条件が絶妙に揃ってはじめて成功する。着陸テイク2は初めての体験でした。よく飛行機に乗る方にとってはそんなに珍しいことでもないのでしょうか。
この時は2度目のトライで無事に着陸成功。腕のいいパイロットさんだったのでしょう。着陸した後に目が覚めることの多い私ですが、この時ばかりは臨場感のある着陸劇を体験させてもらいました。
イメージとしてはロケットの打ち上げを大きなモニターの前で固唾をのんで見守っている(現実には両手を握りしめてじっとしている)そして打ち上げ成功してその場にいる皆が両手を上げて大歓声(現実にはアドレナリンが駆け巡りつつも涼しい顔をしておとなしくベルト着用サインが消えるのを待っている)という体験だったわけです。脳内は非常におめでたい状態。
山が迫る滑走路
こんなに近くに山が。なだらかな丘じゃない。山ですね、これは。
空港の建物の後ろもすぐに山
四方を山に囲まれたたった一つの滑走路はみんなを魅了して中々放しませんでした。
ではまた
今日はここまで。
ブータンでのあいさつは覚えていますか?
Kuzuzanpo la ! (クズザンポー ラ)
これから頻出します。
そしてもう一つ大事なあいさつがあります。
Log Jege la ! (ログ ジェゲ ラ)
語尾の la は同じく丁寧な表現です。
これはブータンでの旅の最後にお世話になったガイドJさんから教えてもらった言葉です。
「また会いましょうは何ていうの?」
「ロクジェーケー」
!? その場に居た同行日本人4名の頭の中では瞬時に6人のJKが生成されました。
言葉ってこうやって覚えていくんですね。
正しくはLog Jege la ! (ログ ジェゲ ラ)です。
それじゃあまた! Log Jege la !