旅の荷物は軽くて小さい方がいい。けれど、誰にでも譲れないものがある。
私の場合は手帳。そして本だ。
旅と本
特に一人旅と本の相性は抜群で、日常生活の中でまとまった時間をとることが難しくとも、旅の移動時間や、ちょっとした待機時間が絶好の読書時間になる。
何かを意識するきっかけは本から受け取ることが多いし、旅先と本が一体となって記憶に残ることもある。それもまた、旅読書の醍醐味と言えるだろう。
あの旅で、あの土地で、あの車窓で。まだ行ったことのない土地に思いを馳せることもできる。誰かの旅の記憶に寄り添うことも。
本を読むと世界はどんどん広がり、同時に近づいてくる。
そのどちらも旅読書と呼んでしまえばいい。
そんな旅と本の関係を【旅本】として、ここに記録する。
【旅本】記事の構成
この先の【旅本】記事は、旅先(興味のある土地)に関連する読書ログに特化する。
- 書籍名
- 著者
- 関連する旅先・土地
- あらすじ
- 印象的な一文・台詞
- 発見したこと
- 旅先との関わり
日常化する旅
乗り物の座席についてホット一息。少しおやつを食べたり飲んだりしたら、バックパックから本を一冊取り出して。そんなあらたまった旅読書はもちろん、電車を待つ間、列に並ぶ間、注文した料理が現れるまでの間だって、文字を追う時間に成り得る。
こういった日常に近いシチュエーションで読書をすると、不思議なことに旅そのものが日常化する。
それと同時に、本の世界に潜ることで、いつだってどこへでも旅することができる。
【旅本】記事が誰かの旅を、日常を面白くする一助になれば。