🚃Tiny Journey✈️

身軽に旅するミニマルバックパッカーの旅と読書の記録、時々手帳

文化の日は無料開放ミュージアムへ

おはようございます。cometです。
ただいま東京。長期のミュージアムトリップ中で浮かれポンチです。
 

今回の旅の装備で失敗したなと思うことは、靴下が短いことです。

ちょっと寒い。

 

石畳とKEENのジャスパー

 

とはいえKEENのジャスパーで来たのは大正解。歩き回るのはもちろん長時間立ちっぱなしでも、頑丈なソールのおかげで足の疲れが最小限に抑えられている。

と思う。

 

ちなみにKEENの回し者ではありませんよ。ただの愛好者です。

www.tinyjourney.xyz

わたしにとってはシューズジプシーから脱出させてくれた救世主でもあります。

 

ところで、連日ミュージアムをハシゴして脳を酷使して修行のような日々を送っているわけですが、これ結構お金かかるんですよね。

 

これから文化的な活動してみようかなって人も、お金出してまではなぁ〜と思うかもしれません。

 

そんな時に良いきっかけになるのが『文化の日』の無料開放です。各地のミュージアムで開催されています。

 

今回のミュージアムトリップの中で、文化の日の無料開放を利用してみたので記録しておきます。

 

 

ミュージアム入館料の価格帯

ミュージアムの入館料や展覧会の観覧料は様々です。ミュージアムや展覧会の規模は勿論、運営する組織や集まる寄付金によるのだと思います。

 

ざっくりとした価格帯は

特別展・企画展 1000〜2000円程

常設展 100〜600円程

大体これくらいです。収まらないものもあるかと思います。

 

大抵のミュージアムは特別展や企画展のチケットを購入すると常設展にも入ることができます。

 

文化の日のミュージアム無料開放って?

そのままですが、文化の日にこぞってミュージアムが無料で開放されます。ただし、ミュージアムによって無料開放の対象になる展示の範囲が異なります。東京だけでなく、各地で実施されています。

 

無料開放の主旨は、ミュージアムってこんなところだよってことを広く知ってもらって、展示はもちろんのこと、見えていないところで行われている収集や研究・修復などに興味をもってもらうことです。

 

 

原則、常設展のみの無料開放ですが、ミュージアムごとに違うので事前に調べていくことをオススメします。

パターン分けして紹介しておきます。

 

①常設展のみ無料!『国立科学博物館』

国立科学博物館では先日、特別展『ミイラ展』が始まりました!

わたしはフライングしましたけど…

 

 

国立科学博物館で無料開放されるのは以下の展示です。

  • 常設展
  • 企画展『風景の科学展 芸術と科学の融合』
  • シアター36

*特別展『ミイラ〜「永遠の命」を求めて』は別途料金が必要です。

 

メジャーなミュージアムで、しかもガンガン宣伝している展覧会は無料開放しなくても溢れるほど人が集まりますからね〜。しかし今回は常設展エリアで開催している企画展にも入ることができる!

 

わたしはあえて『ミイラ展』をスルーして、企画展『風景の科学展』と常設展へ行ってきました。『ミイラ展』は会期が長いけれど、『風景の科学展』は12/1までなんですよね。これは行っておかねば。

 

『ミイラ展』も興味があります。しかし、入るために並ぶし入っても混んでいる。回るのに時間がかかる上、ゆっくり眺めていられなかったりします。どうせ料金を払って入るなら、別の機会にと考えました。

 

『風景の科学展』

 芸術家が切り取った風景に自然科学の研究者は何を見るのか

これがこの企画展の主旨です。

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『芸術と科学の融合』というテーマで2012年に『縄文人展』が開催され、その第2弾がこの『風景の科学展』だそうです。

 

写真家が切り取った風景から連想するものを取り上げ、総勢26名の自然科学の研究者たちが各々の分野の目線で解説する。それをグラフィクデザイナーの佐藤卓さんがまとめ上げる。佐藤卓さんって、わたしの大好きなほぼ日手帳本体のデザインをされている方ですね。そういう視点でも行かねば〜と思っていた企画展です。

 

展示物は写真だけでなく、化石や標本などもありました。個人的にはガラパゴス諸島のウミイグアナの標本を見られたのが良かった。
こんなに大きいのか!と。

顔や皮膚、背中のトゲ、大きな尻尾、間近でじっくりと眺めることができました。

昭和35年に採集されたものです。

 

 

ミュージアムトリップは趣味と実益を兼ねた絶好の機会!

このブログのテーマは『旅』です。

そういえば。

 

行ってみたいなあと思う場所がたくさんあります。国内でも海外でも。

旅のスタイルって、大きく二手に分かれます。

事前に下調べするか、無知のまま行くか。

どちらも面白い。

 

わたしはどちらかというと『下調べ』派です。

何故ならガイドブックや文献で知ることができる、つまり既に誰かに知られていることのその先に興味があるから。そして旅先で初めて入ってくる情報が多すぎると一気に頭が飽和するからです。

 

交通事情やスポット、店の情報は旅が現実になる頃にガイドブックを眺めますが、『その土地に関すること』に関しては、普通に生きて生活している中で拾っておきます。

 

何か特定のことを勉強したければ図書館へ行けばいい。ミュージアムは思わぬ視点で次々と知らないことが降りかかってきます。

 

海外のロングトレイルにも興味を持っていて、アメリカやアイスランドのトレイルを歩いてみたいなあと思っています。

そういうわけで、とりわけ地質や生き物の生態の解説は興味深々でした。

 

  • ローマの石畳(サンピアトリーニ)はローマ近傍の火山岩で作られている
  • モロッコ内陸の砂漠は3500万年前は暖かな海だった
  • アメリカのホワイトサンズ(純白の砂漠)は石膏結晶。多くの白い砂は石英砂やサンゴ砂なので珍しい
  • 南米ペルーとボリビアの国境からアンデス山脈の高原地域に位置する古代湖・チチカカ湖では環境遷移が進まず、水性生物の多様な固有種が生息している
  • チチカカ湖周辺のアマイラ属はDNA解析によりインカ帝国の民の末裔であることがわかった

  • アイスランドのシンクヴェリトル国立公園は現在も活動中の中央海嶺が陸上に露出した世界的にも珍しい場所

  • ニューヨークのセントラルパーク近くにはニューヨークルックという様式の建物が多くあり、壁面はセーラムライムストーン(インディアナ州の石灰岩)、底部は花崗岩(御影石)、外壁の石灰岩の表面に化石が観察されるものもある

 

キリがありません…

 

空間も広くて、そこまで混み合っていなかったので快適でした。

興味のある方は行ってみてはどうでしょう。

 

②展覧会全部無料『東京国立近代美術館』

東京国立近代美術館で無料開放されるのは以下の展示です。 

  • 企画展『窓展:窓を巡るアートと建築の旅』
  • 企画展『鏑木清方 幻《築地明石町》特別公開』
  • 所蔵作品展『MOMATコレクション』

 

これは凄い!全部ですよ全部!

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わたしのお目当ては『窓展』です。

 

窓って覗き込みたくなりませんか?

中から外、外から中。こっち側とあっち側。

窓の向こう側って見ていて飽きないです。

 

向こう側とこっち側

自宅のわたしのデスクは窓に向かって設置しています。南東向きの窓なので夜明け前から机に向かっていると、だんだん夜が明けてくるのがわかる。で、ブログをモタモタ書いていると、やべぇ!出勤だ!となるわけです。もっと優雅な朝を過ごしたいです。

 

それはそうと額に入った絵も、スケッチブックに描いた絵も、風景を切り取った写真も、小さな切手も、どれも枠という小さな窓の中に描かれた絵に見えます。

 

旅をすれば車窓から外の風景を眺めずにはいられません。

車窓から見える線路と風車

恐山へ向かう道中、下北半島を南北に走る列車の先頭を確保しました。

建物の中の様子も気になります。特にいい匂いがしてくると。

食事の準備が整った山小屋の食堂

食事の準備が整った山小屋の食堂を窓の外から覗きました。

 

わたしの部屋のベランダには隣の猫が遊びに来ます。窓の向こう側、ベランダの柵と立て掛けたよしずの間の僅かな空間を歩く猫。

窓の外のベランダにいる猫

わたしが部屋の中でそーっと窓に近づいてカメラを向けていると、えっ?バレた?みたいな顔で振り向きました。こっちのセリフですよ。

 

旅先で見た窓についても書こうと思ったのですが、写真を集めていたら膨大な量になりそうだったので、別の記事で書こうと思います。需要あるんか知らんけど。

 

『窓展』

画家たちは人々が窓辺で過ごす様子や窓の外の光景を描き、窓の外の明るい光景に憧れた画家たちはチューブ入りの絵の具が開発されるとともに戸外へ出かけるようになりました。

 

通りからは窓の向こう側の様子が気になります。そこで暮らす人々、店の中の様子、ショーウィンドウなんてものもあります。

 

建築家たちはいかに窓を配置して採光するか、空間を切り取るか、外と内をつなぐかなどを研究し続けています。窓学という学問領域も存在するくらい面白い視点だと思います。

 

一般社団法人窓研究所は

窓は文明であり、文化である

という思想を打ち立てて、窓と建築に関する知見の収集と発信、研究助成などを行っています。

 

窓に関する人々の興味を明確に言語化したのは、ルネッサンス期の建築家レオン・バッティスタ・アルベルティ。著書『絵画論』(1435)の中で記述された、絵画は「開いた窓」であるという思想はあらゆる分野の人々を刺激しました。

 

そんな話から『窓展』はスタートします。

 

え?展覧会の内容?
興味があれば行って見るのが良いです。

全部無料開放したのが不思議なくらい充実していて素晴らしかった。 

 

③無料開放なし『上野の森美術館』

上野の森美術館では無料開放はありません。わたしの知る限り。

 

現在『ゴッホ展』が開催されています。ゴッホは生前1枚しか絵が売れなかったというのに、今やこの人気ぶり。

 

 

因みに昼過ぎにもう一度通りかかったら、列が5倍位になってた。

入館まで30分待ちのプラカード…ゴッホ、恐るべし。むしろ、30分ならまだマシなのかな?

 

いつ行ったとしても混んでいるから、他のミュージアムへ人が分散しているであろうこの日にあえて並ぶという作戦の人もいるのかもしれません。

 

少なくとも先週の木・金曜日はスル〜っと入られそうでした。誰もが平日に足を運べるわけではないですが、平日に休みのある方はミュージアム巡りが趣味だと最高だろうなあ。

 

わたしはこの日『ゴッホ展』へは行っていません。前を通っただけ。

 

東京・上野公園周辺のミュージアムへ行くなら

上野公園のすぐ近くの上野の森さくらテラスの3Fにあるイアコッペ(コッペパン専門店)さんでお昼ごはんを買いました。

 

店頭で上野の森美術館の『ゴッホ展』と国立西洋美術館の『ハプスブルク展』の割引券をゲット!ご自由にお取りくださいってやつです。

ありがとうございます。こういうのを棚ぼたって言うんですかね。

 

美術館の割引券になる栞とポストカード

 

コッペパン、どれも美味しそうで迷う〜。

黒いパン(ココア)がインパクトのあるピスタチオクリームが挟まったものを選びました。クリームはマーガリンベースかな。

ピスタチオクリームの挟まったカカオコッペパン

 

あんバターや洋梨キャラメルのような甘いコッペパンはもちろん、たまご、ナポリタン、ステーキ、サーモンアボカド、チーズダッカルビなどおかず系コッペパンも種類が豊富です。

 

 

上野周辺のミュージアムへ行くなら、天気の良い日は上野公園で座って食べるのもおすすめです。脳を酷使した後、外でぼ〜っとする。なんて素敵な時間だろう。

ただしミュージアムの敷地内では外のベンチでも飲食禁止の場合があるのでご注意ください。あと鳩ぽっぽにパンくずとかあげるのはだめですよ〜。

 

関西には『関西文化の日』がある!

文化の日のミュージアム無料開放は、東京だけでなく各地で実施されています。関西圏でも大規模にやっていますよ。原則、常設展のみ無料開放。

関西文化.com|関西の芸術文化イベント

 

なんと今年は11月だけではなく、9月にも開催していたとのこと!国際博物館会議(ICOM)京都大会開催記念、RUGBY MATSURI PROJECT 2019の認定イベントだとか。知らんかった〜!!!

 

因みに関西文化の日は祝日の『文化の日』ではなく、11月第3土・日曜日(2019年は11/16-17)です。また、あえて他の日に実施する施設もあります。

 

まあね、同じ日に無料開放してもそんなに行けないしね。ミュージアム側も分散してそれぞれ来館者が増えた方がメリットあるだろうし。

関西では11月が『文化の月』です。

 

みんな関西に遊びに来ればいいのに。

 

まとめ

今回もまた長ったらしい記事になってしまった。反省していま…せん!

そんなことよりもこんなところまでお付き合いくださって感謝しています。

ありがとうございます。

 

簡単にまとめておきます。

 

無料開放を利用してみた結果

  • 国立科学博物館 / 常設展・企画展『風景の科学展』 630円→無料!
  • 東京国立近代美術館 / 企画展3つ 1200円→無料!

ミュージアムによって無料開放の対象が異なります。また無料開放を実施していないミュージアムもあります。事前に調べてから行くことをオススメします。

 

関西文化の日もお忘れなく!

 

お得情報

上野公園周辺のお店ではミュージアムの割引券がもらえたり、チケットの半券で食事の割引が受けられたりします。是非活用してみてください。

 

そのほかにも

  • cometはKEENの靴を履いている
  • cometはロングトレイルを歩きたい
  • cometは地質と生態に興味がある
  • cometは窓に目がない
  • cometはコッペパンが好き
  • cometは公園によくいる
  • cometは関西人

っていう誰も得しない情報が盛りだくさんでした。たぶん記事全体の9割くらいどうでもいい。ごめんな。

 

最後の最後まで読んでくださってありがとうございました〜!