Tiny Journey

身軽に旅するミニマルバックパッカーの旅と読書の記録、時々手帳

横浜中華街までの道のり - 実録ミュージアム・トリップⅢ -

おはようございます。

cometです。

 

先日パンケーキなるものをはじめて食べました。

 

…いや嘘ですね。家で焼くパンケーキ自体は食べたことがあるし、もうかれこれ7年前ですが、ハワイのあの生クリームどーんのパンケーキを同行者から少し分けてもらったこともある。

 

生クリームがあまり得意ではないのです。ほんの少し、アクセント程度にあるのがいい。この時はなんとなく楽しい気分になって4段のほわほわパンケーキにフルーツとアイスと生クリームが少しずつ乗ったパンケーキをオーダーしてしまいました。

そういう時ってありませんか?

4段重ねのパンケーキ

どうしよ…すごいの来ちゃった

 

パンケーキ自体はメープルシロップをかけなければ殆ど無味だったのですが、食べるのが難しいものは苦手です。なんだか味覚に集中できない。

 

こともあろうか最後に一口大のパンケーキ2段に生クリーム全てという残し方をしてしまって、無の境地に至りました。苦手なことを先送りにすると後で最大の難関となる。この日からこれを教訓に生きようと思いました。無言で完食。

 

おやつなら、たい焼きかドーナツが好きです。

 

そろそろ忘れた頃かと思いますが、実録ミュージアムトリップの続きに戻りたいと思います。3日目です。

 

1日目、2日目の記事はこちらです。

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それでは参ります。

 

 

 

あさごはん

さてこの日は2泊お世話になったホステルをチェックアウトし、次の街へ向かいます。最終日ということで、このホステルで追加料金でモーニングをオーダーしました。

サイコロに切ったアボカドが乗ったチーズトースト

アボカドがごろごろ乗ったチーズトーストです。トーストの部分見えますか?

真っ黒

なんですよ。恐る恐る食べましたが、炭の塊ではありませんでした

普通の食パンの4分の1くらいのサイズの🍞が2枚。

2日目のトースト2枚のクロックムッシュからすると、これで足りる?と不安になるサイズ感でしたが、意外に満足しました。

飲み物とセットで1200円。朝食付きで宿泊予約すれば実質1000円ですが、お財布に悲しいと感じました。例のクロックムッシュと飲み物のセットは580円でした。

 

 

泊まれる本棚

宿泊したのは『寝落ち上等!泊まれる本屋』が コンセプトの『Book and Bed』というホステルです。東京に数店舗、京都、大阪、福岡にもあります。

 

浅草店しか利用したことがないのですが、ベッドエリアは本棚エリアたぶん2段ベッドエリア(見たことない)とがあります。中央がカフェやソファスペースになっていて、読書しながらゆったりくつろげます。

本棚エリアのベッドスペースは本棚の中にカプセル型の空間があり、そこに潜り込むスタイルです。なんだか本の要塞みたいで楽しい空間なのです。

そういうわけで、私個人の中では泊まれる本屋というより『泊まれる本棚』と名付けています。

 

本棚にある本は読み放題。わたしにあてがわれたスペースのすぐ近くで、皆川明さんの『ミナを着て旅に出よう』を見つけて、朝食後に読みました。

ミナを着て旅に出よう (文春文庫)

ミナを着て旅に出よう (文春文庫)

  • 作者:皆川 明
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/03/07
  • メディア: 文庫
 

ミナというのは皆川さんのデザインする洋服ブランドのミナ ペルホネンのことです。フィンランド語でミナはわたしペルホネンはちょうちょを意味します。わたしはほぼ日手帳カバーに使われるファブリックでミナペルホネンを知りました。

 

実はこの日、東京都現代美術館で開催されてる『ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく』展へ行く予定で、その予習も兼ねて読んでみました。

 

そんな風に使えるホステルでもあって、お気に入りの場所のひとつなのです。

  

 

『北斎視覚のマジック』展@すみだ北斎美術館

まず向かったのは、すみだ北斎美術館。

 

北斎と言えばジャポニスム

パリの万博を機に印象派の画家達にインパクトを与えたとされる江戸時代後期の浮世絵師です。世界でもJAPANを説明するのにHOKUSAIと言えば、ああーー!となるくらい有名なんじゃないかと思っています。

 

そういえば昨年秋にJR奈良駅前の横断歩道を、北斎の波間が描かれたナップサックを背負った外国人の方が颯爽と歩くのを見かけました。

描かれた絵もテカテカしたプリントではなく、よく見るとあれってもしかして…というさりげない感じで普通にカッコいい。もう少し信号の待ち時間が長かったら、写真撮らせてって声をかけていたかもしれません。

 

すみだ北斎美術館

この近代的と言うか近未来的な建物です。

隣は公園で、葛飾北斎生誕の地とされています。

 

北斎と言えば、あらゆる場所、季節、時間、天候などによって違って見える富士山を描き分けようとした富嶽三十六景も有名ですね。

この頃の江戸は旅ブームが起きていて、伊能忠敬が日本中を旅して測量し地図を作った時期でもあり、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』のように旅を題材にした滑稽話が書かれた時代でもあります。

北斎視覚のマジック@すみだ北斎美術館の看板

 

北斎の浮世絵はそのインパクトのある構図や色使いに目を奪われるのですが、実は幾何学的なモチーフが繰り返し用いられていると知って、絵の楽しみ方が増えました。

言ってしまうと、『三角形』がたくさん取り入れられています。

富士山のシルエットに始まり、木の形や地形など浮世絵の中に三角形を探しながら眺めると、主体的な鑑賞ができて面白いのです。

 

また今回、浮世絵だけでなく『日新除魔』という肉筆画について知りました。浮世絵は版画ですが、肉筆画はさらっと書いた絵そのものです。『日新除魔』は放蕩の孫に嫌気がさして、悪魔祓いとして毎日獅子の絵を描いたものだそうです。擬人化した獅子の絵が可愛いかったです。

大英博物館に5図収蔵されているそうなので、訪問される方は是非ご覧ください!

てか、わたしも行きたい。

 

 

ひるごはん

さて腹ごしらえです。 美術館から駅へ向かう途中、というか美術館から歩いてすぐに見つけた店に入りました。

ランチメニューの立て看板を出した洋食屋の前

食事しようと思うけれど、自分が今何を食べたいのかわからない時ってないですか?まさにそんな感じでした。そしてあるお店の前を通り過ぎざまに『ナポリタン』の文字が見え、そうだ!ナポリタンが食べたかったんだ!という気持ちになる謎の現象。

戻って入店。お昼過ぎでちょうど席も空いていました。

 

こじんまりしたお店でご夫婦で切り盛りされているようでした。

さっそくメニューを見てナポリタンを探したのですが、なぜか見つけられず…

あれ?入り口に書いてたよな?

と不思議に思いながら、だったら…『トルコライス風ドライカレー』にするか。調理はご主人お一人でされているので、しばし待ち時間です。

 

そしてドライカレー到着

チキンカツがどーんと乗ったドライカレー

あれ?チキンカツ!?

え?頼んでないよ?

付いてるって書いてたっけ?

常連でもなんでもないけどサービスなのか?などと大混乱。

丁度あとから来たお客さんの注文や調理で忙しそうだったので、特に質問もできず、とりあえずラッキーと思いながら食べました。ドライカレーはスパイシーで美味しく、チキンカツはサクサク。思わぬ肉の恩恵もありがたく頂戴し、お腹いっぱいになりました。

 

先を急ぐこともあり、さっと店を出ました。

念の為店の前のランチメニューをもう一度見たのですが、やっぱりナポリタンは書いてあります。なんとも不思議です。

 

 

(後日談)

この記事を書くにあたって、そう言えばあのチキンカツって『トルコ風』ってことなのかな?というひらめきが下りてきたので、『トルコ風ドライカレー』を検索してみました。

 

すると!

『トルコライス』という長崎のご当地グルメがあるとはじめて知りました。カツに限らず、一皿にいろんなおかずとライスが盛られたものをトルコライスというようですね。しかしカツが一般的なのかな?

まだまだ知らないことだらけです。

 

さらに!

例のお店のメニューを食べログで見てみました。

 

すると衝撃の事実が…!

 

メニューの画像が乗っていたのですが

 

なんと

 

『トルコ風ドライカレー』

 

の下に

 

『ナポリタン』

 

って書いてありました。

 

あれ?………自分の目が節穴すぎて怖い。

 

 

『ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく』展@東京都現代美術館

はい。トルコライスについて知る機会を得たと考えれば聞こえも良いでしょう。気を取り直して東京都現代美術館へ向かいます。

 

さすがは現代美術館。スッキリした外観です。

ちょうど太陽がなにかの棒の先端にフィットした写真が撮れました。

東京都現代美術館前の水のバスのりば

お目当ては『ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく』展

 

ミナ ペルホネンは季節ごとに大量生産・安売り・大量廃棄される服飾産業にアンチテーゼを掲げ『100年つづくブランド』をコンセプトにしたファッションブランドです。既成の布地を使うのではなく、まずファブリックデザインをし、その布地で服をデザインする。皆川さんは服もファブリックもデザインするファッションデザイナーです。

(付け焼き刃感あり)

『ミナペルホネン/皆川明つづく』展のポスター

 

ほぼ日手帳のカバーとして毎年可愛らしいデザインのファブリックを目にします。自然界の光景や動植物、幾何学模様をモチーフにしたデザインで、柔らかく温かみを感じます。

 

そのモチーフはプリントされているのではなく、なんと刺繍なのです。

 

これまであまり深く考えたことがなかったのですが、大きな布地に刺繍でモチーフを描くってものすごい作業量だなと気付かされました。

それらは全て日本の工場で造られているそうです。

 

工場の様子を映像で鑑賞できました。

デザインどおりに精密に淡々と縫い上げていく機械。ずっと見入ってしまいます。その機械を作るのも、その動きをプログラムするのも並外れた能力がないとできないはず。

 

また日本の工場はその技術力の高さだけでなく、実現したい夢(デザイン)を一緒に目指してかなり柔軟に対応してくれるという面でもかけがえのない存在だとか。

 

産業界では注文する側される側があり、どうしても主従やトップダウンのような関係になりがちです。皆川さんはそれについてもNOを唱えていて、どの立場の者も一緒に目標のものを目指して協力し合うという並列の関係づくりを大切にしているようです。

 

あらゆる点で尊敬の念を抱かずにはいられない方だなあと思いました。

 

まだ会期中です。(2020年2月16日まで)

興味のある方はぜひ足を運んでみて欲しい。ファブリックの製造、そこから生まれたプロダクト、様々なデザインの洋服が一面に飾られる部屋、ファブリックデザインの原画、次なる一歩。趣向が凝らされた展示でまるでウィンドウショッピングをしているような気分になれます。

 

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こちらの『椅子』の記事で、少しだけミナのファブリックを使用した椅子が登場します。会場には座ることができる場所もありました。とてもよい座り心地でしたよ。

 

 

ちょっと寄り道

さてもうすぐ日が暮れます。本日のミュージアムはこれにて終了。

移動します。

 

足元にはカマキリが落ちていました。

カマキリ柄の地面のタイル

 

東京都現代美術館へ向かう途中に発見したお店にちょっと寄ってみます。

ショコラティエショップの窓

これ、外から見たお店ですが、何のお店かわかりますかね?

 

ショコラティエのお店です。ショコラティエはチョコレートを使ってデザートを作る菓子職人さん。はじめてです、こんなお店に足を踏み入れるのは!

生クリームは苦手ですが、チョコレートは大好きです。

 

観るだけ!

と思っていましたが、どうしても食べてみたくていくつか買ってしまいました。

 

試食して一番気に入った板チョコレートと一粒300円のフレーバーチョコレート。

一粒300円?

一粒300円??

一粒300円???

 

という心境でしたが、フレーバーが変わり種すぎて興味を抑えきれませんでした。見た目はどれも宝石のよう。

わたしが選んだのは『ゆずこしょう』と『ポン酢』

 

『ゆずこしょう』は辛いですけど大丈夫ですか!?

と心配そうに確認されました。

辛いものはたいてい大丈夫なので、怯まずハイと答えましたが、そ、そんなに??と思うくらいは勢いよく聞かれました。

食べてみないとわからないが正解。

パッケージ入りの板チョコとフレーバーショコラ

こんなに上等なパッケージにくるんでもらって申し訳ない。

お楽しみができました。

 

では改めて移動します。

歩道に野生感溢れる生え方のコスモスがいて、なんだか元気が出ました。

道端のコスモス

 

 

ばんごはん

よく考えると、この記事は食べ物の話が多いですね。

  • パンケーキ
  • アボカドチーズトースト
  • トルコ風ドライカレー
  • チョコレート

そして今から夕食。

大丈夫ですか?もうお腹いっぱいでは?

 

この記事は『横浜中華街までの道のり』なんてタイトルを付けていますけど、実は横浜中華街は目的地でもなんでもありません。食べに行きたいカレー屋さんが横浜にあって、その近くで宿を探したら横浜中華街にあるホステルに行き着いたのです。詐欺みたいな話ですよね、全く。

 

横浜・関内駅のすぐ近くにあるスープカレーKIFUKUさんへ行ってきました。

お店は地下1階です。『関内駅前第一ビル』を探して階段を降ります。

 

お出汁の効いたスープ神奈川県産のお野菜がてんこ盛りに乗っています。はじめて訪問した時、ああもうスープが終わってしまったと感じたので、今回1.5倍量にしててみました。

結論から言うと多かった。

昼にたっぷり食べたし、『1.5倍』をちょっと甘く見ていました。1.2倍くらいが丁度良いかもしれません。 

 

ライスにレモンを絞って食べます。初めに説明された時は衝撃的でしたが、これが爽やかで美味しいのですよ。1.5倍量のスープは中々迫力ありました。

増量したスープカレー

1.5倍量のスープカレーは海面上昇して多くの陸地が沈んだ地球のような感じがして怖い。早くスープを減らして救出せねば!(何を?)

 

ちなみに前回の通常バージョンはこんな感じです。

お野菜は季節によって変わります。

野菜がてんこ盛りに乗ったスープカレー

これでまだ一口も手を付けていない状態。まあ、野菜の下に豚の角煮がごろごろ潜んでいるんですけどね。だからかな。

それにしても通常量に比べて、深さ2倍くらいになってない?

そんでもってスープ量は3倍くらいになってない?

という見た目と体感でした。

 

スープは定番のチキンベースやまろやかな豆乳スープなどから選べます。わたしのオススメは海老出汁スープです。

 

そういえば、なんで昼もドライカレー食べちゃったんだろ。

 

もうすぐクリスマス

さて、お腹がはち切れそうになって若干後悔しつつも本日お世話になるホステルを目指します。ほんとにお腹パンパンでした。

 

この時は12月の頭でしたが、どこもクリスマスムードが高まりつつありました。

トナカイの電飾

最近どこもかしこも電飾だらけです。

 

こういうささやかなのが好き。

クリスマスのオーナメントを飾った小さな植木

と思ったら植え込みにボールペンが落ちていました。

 

イルミネーションではないけれど、街頭と街路樹の合せ技。

街頭に照らされる街路樹

植物は夜間もこんなに照らされてストレスではないのかが気になります。人間からするときれいだけどね。

 

もうあっという間にクリスマスが来るんだろうなあなんて思っていましたが、横浜中華街に到着すると現実に引き戻されました。

平常運転だわ。

横浜中華街の赤い灯り


この通りへ踏み込んですぐそこの『CHILLULU COFFEE & HOSTEL』にお世話になりました。1Fがカフェ、2Fがホステルです。

ウェルカムドリンク

1FのCHILLULU COFFEEではコーヒーマイスターが一杯ずつハンドドリップしてくれます。しかもホステル宿泊者はウェルカムドリンクを一杯いただけます。コーヒー好きにオススメのホステルです。

 

早速と言いたいところですが、時は週末。それなりに宿泊客も居るでしょう。バスルームは2つ。さっさと入っておくことにしました。お腹もいっぱいだし。

 

たぶん正解です。

 

小さなキッチンや冷凍冷蔵庫が付いていて、冷凍庫を試しに開けてみると山盛りのいちごが入っていました。流しの三角コーナーには新鮮ないちごのヘタが入っていたので、今日の宿泊客のものでしょう。

 

共用スペースのソファに座ってみたり、荷物を整理してみたりして少しお腹に余裕が出てきたのでカフェへ下りました。

 

ハート柄のカフェラテ

手帳を広げつつ、カフェラテを頂きました。

のんびり一息つけて中々良かったです。

 

これにて3日目終了。

お疲れさまでした。

 

 

 

(後日談)

後日、購入した高級チョコレートをいただきました。

 

 

なんと…

 

 

なんと……

 

 

なんとー!!!

 

 

 

 

割れていました

割れたチョコレート

(左)ゆずこしょう

(右)ポン酢

宝石みたいな一粒だったはずなのに。

まあバックパックにムギュって入れたしな。

 

ただ、口に入れたが最後そんなことは忘れてしまいました。どちらも爽やか!

あ〜また食べたいなあと思わせる魔力があります。

危険です!

 

ゆずこしょうは全然大丈夫でした。

お!確かに!とはなったけれど、辛いものが好きな人にとっては大したことないんじゃないかなあ。(THE・無責任)


というわけで、4日目へ続きます。

 

 

本日も読んでくださって有り難うございます。

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