Tiny Journey

身軽に旅するミニマルバックパッカーの旅と読書の記録、時々手帳

恐山という山はない

おはようございます

cometです

 

前回、うっかり…というか不可抗力で三途の川を渡ってしまった話を書きました。

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この記事はその続編です。

 

 

境内を散策する

帰りのバスまでの1時間、境内を歩きます。

 

こちらのお地蔵さんの元にも沢山の風車が供えられています。どうやらお線香の代わりに風車のようでした。

ここでは強すぎず弱すぎずといった風がしきりに吹いていて、お線香だとすぐに消えてしまうのかもしれません。そう考えるとたしかに風車のほうが理にかなっている。

お地蔵様の周りに供えられた沢山の風車

チラホラと歩く人達はみんな気配を潜めているようで、風車の音が際立ちます。

 

見た目はカラフルでポップなデザインの風車。
シュルシュルと音をたてながらひたすら回り続けている姿になんとも物哀しい気持ちになります。まるで生まれてくることのなかった、大きくなれずにこの世を去ってしまった子が駆け回る光景を暗示しているような気さえします。

 

よく見ると、集められ積まれた石の中に小さな小さなお地蔵さんが紛れています。きっと水子を模ったものでしょう。もしかしたらここの置かれた小さな石もそうなのかもしれません。

 

次になんだかよくわからない塊が見えたので、近づいてみました。

年季の入った木の台に載った亀の像

 

 

近づいてみてもよくわからなかったのですが、よ〜く見ると亀でした。つやっつやの石ともっこもこの頭部で、何がなんだかわからなかった…

 

よく見ると亀の甲羅の上を小さな亀が歩いています。なんだろう…中世ヨーロッパの世界像?ここで?

 

なんだかわからなかったけれど、インパクトありました。結構大きいのです。近くに質問できそうな人もおらず、残念。

 

周辺を散策する

菩提寺の奥の地蔵堂や大師堂、『薬師の湯』という温泉へと続く道があります。まるで熱帯雨林と砂漠が隣接する光景を見せられているようでした。

山に囲まれた荒涼とした風景

どちらがどちらを飲み込もうとしているのか。バランス次第でどちらも起こりうるけれど、現在の地球では熱帯雨林は退廃しつつあります。人間の手によるところが大きい。

それを知って何とかしようとする者、気にしない者に分かれるのもまた人間です。

 

それにしてもここで晴れ間が見えると、天に召されるのかななんて気持ちになります。走馬灯を走らせて、自分の人生を回想しながら歩くのが良いのかもしれません。

 

火山岩が埋め尽くす道

散策のために歩いてよいルートは決まっています。なぜならそこここで火山ガスが吹き出していて危険だから。一応ロープが張られているので、その向こう側には行っちゃダメ。下手するとほんとに三途の川を渡っちゃうよ。

 

写真じゃわかりにくいけれど、実際この場に立つと歩くための道は明らかです。

 

少し高い位置に登ってみました。

高い位置から見た菩提寺と向こうに見える宇曽利湖

菩提寺がよく見えます。奥に青い宇曽利湖が、その向こうには菩提寺を取り囲む山々が広がっています。

 

恐山という山はない

実は恐山という山はありません。恐山はこの一体にある活火山の総称。わたし自身もこの地に来ようと思って調べるまで知りませんでした。恐山という単独峰があるのだと思っていました。

 

世の中知らないコトだらけです。

 

湖の周辺に蓮華八葉と呼ばれる8つの山があります。

  • 剣山
  • 地蔵山
  • 円山
  • 鶏頭山
  • 北国山
  • 屏風山
  • 大尽山
  • 小尽山

これらは外輪山(カルデラの縁)です。つまり山に囲まれる宇曽利湖はカルデラ湖ということ。

少し外側に位置する朝比奈山と釜伏山も恐山の一部です。

 

歩ける山もあるようなので、機会があれば歩いてみたい。

 

怪しい雲が広がる空と白い流紋岩が転がる地

さて、次回はこの白い道を乗り越えて極楽浜へ向かいます。

 

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現在進行中のスペイン巡礼の準備編はnoteの方に書いています。
良かったらこちらもご覧ください。

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