いつ何処へ誰と何を。
〈どうやって〉はさておき、少し長めの期間について簡単に旅の記録を俯瞰したい。
過去の旅を振り返る時や、人と会ってあれはいつのことだったっけ、という話になった時、スマートフォンの画像を延々スクロールして探すことが殆どだ。
もっと簡単に、よりスマートに。
その旅の4Wをにアクセスする方法はないだろうか。
そう考えた時、まずその旅の時に手間暇かけずに記録しておくことが重要だと気づく。そうなると、やはり手元でさらっと書き留められる〈アナログの場〉があるといいな、という結論に自然と落ち着いた。
ほぼ日5年手帳を使っているけれど、これはなかなか重厚で、ちょっとした日記という扱いだ。毎日旅をしているわけではないから、記録は当然穴だらけになる。もっとこう、日付だけが書いてある単純なリストのようなフォーマットはないだろうかと探した。
サイズもできるだけ小さな方がいい。
欲を言えば、持ち歩いても苦にならない大きさがいい。
そこで見つけたのが、不二精機の5年手帳だ。
中身は見開き1ヶ月のスケジュール、そのすぐ後ろに見開きのメモページ。
このペアで1ヶ月分が完結するシンプルな構成。
『いつ何処で何を誰と』の4Wを極めてシンプルに記録するのに、これ以上に相応しいフォーマットはあるだろうか。
しおりは3本も付いている。これは便利。
さらに5年分のページがあるにも関わらず、手帳の厚みは1cmしかない。
何より、トラベラーズノートのパスポートサイズ、通称TNPにぴったり収まるサイズ感が素晴らしい。
収まりがよく、インデックスクリップを付けるとスタイリッシュで格好いい。
インデックスや表紙をカスタムするステッカーはトラベラーズノートのシリーズやお気に入りのものをペタペタしても良い。
映画『ファンタスティック・ビースト』を見に行った時に入手したステッカーも合わせて、不二精機5年手帳の生身の表紙をカスタムしてみた。
TNPサイズなので、トラベラーズノート用の下敷きもピッタリ。
これは嬉しい!
もちろんカスタムしなくとも、元の付属の表紙カバーを使用してもいい。
オモテウラで黒・茶の二色のうち好きな方を選ぶことができる。
茶色にするとこんな感じ。
TNPの革カバーを付けるか、元のクリアカバーのまま使うか、悩みどころながら、まずはステッカーでカスタムした表紙を存分に楽しむためにもTNPカバー無しで使ってみる。
何かと挟んでおけるクリアカバーも便利。
ところで、5年手帳をどのタイミングから使うかは、意外と難しい。
今回の私の場合、個人的な節目に加え、2021年から5年区切りだとわかりやすくて良いと考えた。けれど、時はすでに2022年。
出遅れてしまったと残念に思っていたら、なんと都合の良いことに、2021年版(2021〜2025年)が50%OFFになっていた。
というわけで、ありがたく使ってみることにする。
少し時を遡って、書き込んでみよう。